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気づけばもう7月。
夏はそろそろ折り返しではと思うくらい、暑い日が長く続きますが、まだ夏の入り口です。

小学生の頃、毎年学校で大きな竹を何本も用意して、全校生徒が通学地区ごとに分かれ、授業の枠を結構使って七夕の飾りつけを折り紙で作り、完成後は校庭に飾って七夕まつりをしたことがとても思い出に残ってます。
理科室などに同じ地区の生徒が集まって、輪飾りや提灯飾りをおしゃべりしながら作る時間が好きでした。
星空の夜はめったになく、毎年梅雨空の七夕でしたが、懐かしい夏の思い出です。

星空といえば、大学生の時、夏に北海道の上士幌で行われた気球の大会に、多大のサークルに混ぜて貰って参加したことがありました。
上士幌に行く道中、車中泊した際見た星空は、本当に綺麗で、見えていなかっただけで、毎夜、こんなにたくさんの星が流れているのかと感動しました。

大人になって、初めて海外旅行に一人で行ったのも夏でした。
当時の推しのライブのどうしても行きたくて、韓国へ行ったのですが、今ほど携帯の地図機能が充実しておらず、乗り換えがわからなくてガイドブックの本片手に駅構内でうろうろしていたところ、通りがかったおじさんが声をかけてくれました。
日本語のガイドブックを見せて、行きたい駅名を指さすと、ホームまで案内してくれ、路線図を見ながら降りたい駅がどこで、ここから何個目かを身振り手振りで教えてくれたのですが、その優しさがとても有難く、今でも時々思い出しています。

 

今思うと自分が外国人の方に関わる仕事がしたいと思ったのは、あの時、自分がある意味圧倒的他者である外国に初めて一人で行って、そこで受けた何気ない現地の方の親切に、本当に感動したからかも知れません。
おじさんにとっては特別なことではない、きっとなんてことはない出来事だったでしょう。
あれから13年経ちますが、私には今でもとても大切な、今に繋がる原点とも言える思い出です。