台東区では「台東区デザイナー・クリエイター等定着支援事業」として、デザイナー・クリエイター等が事業所又は店舗を開設するために区内で新たに物件の賃貸借契約を結んだ際、その賃借料の一部を最大36ヶ月間補助する制度があるようです。
ちょうど本年度は5月20日から募集が始まり6月19日まで応募期間となっていますのでご紹介します。
- <条件>
- (1)中小企業者または個人事業者であること
- (2)ファッション雑貨関連産業(靴、鞄、ハンドバッグ、帽子、ベルト、ジュエリー、アパレル等)及びデザインコンテンツ関連産業に携わるデザイナー・クリエイター等であること
- (3)申請前年度の10月1日以降に賃貸借契約を結び区内に事業所等を構えているか、交付決定後3か月以内に区内で新たに賃貸借契約を結び事業所等を開設予定であること
- <補助対象となる経費>
- 賃借料(敷金・礼金・共益費除く)
- <補助率・期間>
- 対象経費(賃借料)の2分の1以内 (補助限度額月額5万円まで) × 36ヶ月
- <補助件数>
- 5件
- <補助条件>
- (1)令和5年10月1日以降に、新規で物件に係る賃貸借契約を行っていること、又は令和6年10月末日までに、新規で物件に係る賃貸借契約を行うことができること
- (2)交付期間中、台東区産業振興事業団商工相談員による経営相談を年1回受けること
- (3)補助終了後、区内に事務所又は店舗を構え、事業を継続すること
- (4)補助終了後3年間、事業遂行状況報告書を提出すること(年1回)
- (5)他の補助金による家賃補助等を受けていないこと
- <提出書類>
- (1) 事業計画書
- (2) 収支予算書
- (3) 本補助金の事業経費に係る消費税の扱いについて
- (4) 最新の決算報告書
- (5) 最新の納税証明書又は領収書
- (6) 会社概要
- (7) その他区長が必要と認める書類
多数の靴メーカーがある浅草や荒川区の日暮里繊維街が隣接する台東区ならではの事業だと思いました。事業所設置に伴う家賃補助の制度を設けている自治体は他にもありますが、期間が半年~1年間くらいの場合が比較的多い印象なので、3年間家賃補助が受けられるのは大きいのではないかと思います。
提出書類・交付要綱等詳細
台東区HP https://www.city.taito.lg.jp/bunka_kanko/tiikidentou/jibasangyo/designertoushien.html